阪神甲子園球場で家族や友人と観戦するとき、「普通の指定席ではなく、みんなでまとまって座れるボックス席にしたい」と考えることがあります。
ところが、甲子園には三ツ矢サイダーボックス、DTSボックス、ニチレイ・ロジ関西ボックス、松谷化学ボックス/カウンター、LAWSONデッキシートなど複数のグループ席があり、名前だけでは違いが分かりにくいところです。
結論からいうと、「一番おすすめのボックス席」は全員共通ではありません。
まず参加人数で候補を絞り、そのうえで「くつろぎ」「座り心地」「体験」「眺望」「大人数」のどれを重視するかで選ぶと失敗しにくくなります。
| こんな人におすすめ | 候補 | 定員 |
|---|---|---|
| 靴を脱いでテーブルを囲みたい | 三ツ矢サイダーボックス | 4~5名 |
| クッションのある広めの空間で過ごしたい | DTSボックス | 5~6名 |
| 4人で観戦+試合後の体験も楽しみたい | ニチレイ・ロジ関西ボックス | 4名 |
| 価格を抑えつつ高い位置から球場全体を見たい | 松谷化学カウンター/ボックス | 4名・6名 |
| 大人数で同じエリアにまとまりたい | LAWSONデッキシート | 16名 |
特に4人なら「三ツ矢・ニチレイ・松谷」、5人なら「三ツ矢・DTS」、6人なら「DTS・松谷」、大人数ならLAWSONデッキというように、最初に人数で候補を減らすと比較しやすくなります。
この記事では、2026年の阪神タイガース公式情報をもとに、一般購入できる甲子園の主なグループ席について、料金・定員・場所・特徴・向いている人を比較します。
なお、この記事で扱うのは一般販売される4人以上のグループ席です。契約企業向けの個室観覧席「ロイヤルスイート」は購入方法や利用条件が大きく異なるため、ここでは比較対象に含めません。
ロイヤルスイートの値段や一般人が利用できるのか知りたい場合は、甲子園ロイヤルスイートの値段・一般利用・座席について解説した記事で詳しく整理しています。

甲子園のボックス席を人数・料金・特徴で比較

まずは主なボックス席を一覧で比較
2026年度の阪神甲子園球場公式戦で一般販売されている主なグループ席を整理すると、次のようになります。
| 席種 | 定員 | 2026年料金 | 場所・特徴 |
|---|---|---|---|
| 三ツ矢サイダーボックス | 4~5名 | 21,200~39,000円 | アイビー/ブリーズ上段・掘りごたつ・テーブル・モニター |
| DTSボックス | 5~6名 | 30,000~41,400円 | アイビー/ブリーズ上段・全面クッション |
| ニチレイ・ロジ関西ボックス | 4名 | 19,200~23,200円 | アルプス中段・テーブル・レザーシート・グラウンドウォーク |
| 松谷化学カウンター | 4名 | 18,400~21,600円 | レフト外野上段・パノラマビュー |
| 松谷化学ボックス | 6名 | 26,400~31,800円 | レフト外野上段・クッション性の高いシート |
| LAWSONデッキシート | 16名 | 57,600~72,000円 | 1・3塁アルプス上段・囲いのある大人数向けスペース |
料金は1人分ではなく、基本的に1ボックス・1シート単位の料金です。
また、試合は料金カテゴリーⅠ~Ⅳに分かれているため、同じ席でも対象試合によって料金が変わります。
2026年の最新料金は阪神タイガース公式「料金表」で確認できます。
4人なら「何をしたいか」で3候補から選ぶ
4人で観戦する場合、特に比較しやすいのは次の3種類です。
- 三ツ矢サイダーボックス
- ニチレイ・ロジ関西ボックス
- 松谷化学カウンター
同じ4人向けでも、席の役割はかなり違います。
| 重視すること | 候補 |
|---|---|
| テーブルを囲んでくつろぎたい | 三ツ矢サイダーボックス |
| 試合後のグラウンドウォークも楽しみたい | ニチレイ・ロジ関西ボックス |
| 料金を抑えたい | 松谷化学カウンター |
| 球場全体を高い位置から見たい | 松谷化学カウンター |
| 座席のクッション性も重視したい | ニチレイ・ロジ関西ボックス |
4人の場合は選択肢が多いため、単純な豪華さではなく、「4人でどんな時間を過ごしたいか」から決めるのがおすすめです。
5人なら三ツ矢サイダーボックスとDTSボックス
5人グループでは、三ツ矢サイダーボックスとDTSボックスが主な候補になります。
三ツ矢サイダーボックスはテーブル付きの掘りごたつ形式で、靴を脱いで観戦する席です。
一方、DTSボックスはボックス内の床が段差のない全面クッションになっています。
| 比較項目 | 三ツ矢サイダーボックス | DTSボックス |
|---|---|---|
| 定員 | 4~5名 | 5~6名 |
| 主な特徴 | 掘りごたつ・テーブル | 全面クッション |
| モニター | あり | 三ツ矢のような特徴としては公式案内なし |
| 2026年料金 | 21,200~39,000円 | 5名30,000~34,500円 |
食事や会話をしながらテーブルを囲みたいなら三ツ矢、クッションのあるボックス空間を重視するならDTSと考えると分かりやすいでしょう。
6人ならDTSと松谷化学ボックスを比較
6人で観戦する場合は、DTSボックス3塁Bと松谷化学ボックスBが比較候補です。
| 比較項目 | DTSボックス | 松谷化学ボックス |
|---|---|---|
| 定員 | 6名 | 6名 |
| 料金 | 36,000~41,400円 | 26,400~31,800円 |
| 場所 | ブリーズシート上段側 | レフト外野上段 |
| 特徴 | 全面クッション | パノラマビュー・クッション性の高いシート |
6人すべてで利用した場合、DTSは1人あたり約6,000~6,900円、松谷化学ボックスは約4,400~5,300円です。
内野側の位置を重視するならDTS、費用と球場全体を見渡す眺望を重視するなら松谷化学という選び方ができます。
大人数なら16人定員のLAWSONデッキシート
友人グループ、会社の仲間、サークルなど大人数で観戦する場合、4~6名ボックスではグループを分ける必要があります。
LAWSONデッキシートは16名定員で、1塁・3塁アルプス席上段に設けられています。
囲いのあるボックスタイプなので、通常の指定席を16席確保する場合とは異なり、同じ区画でまとまって観戦できます。
2026年の料金は1シート57,600~72,000円です。
16人で利用すれば、1人あたり約3,600~4,500円になります。
反対に、人数が大きく少ない状態で利用すると1人あたりの負担は増えます。
LAWSONデッキは「豪華だから選ぶ」というより、人数が多いグループを一つのエリアにまとめたい場合に向く席です。
ボックス席は定員近くで使うほど1人あたりの負担を抑えやすい
各ボックス席は、定員未満で利用しても使わなかった人数分が返金される仕組みではありません。
例えば、4名定員のニチレイ・ロジ関西ボックスを2人で利用しても、2名分だけの料金になるわけではありません。
購入前には、
- 参加人数がある程度決まっているか
- 実際の人数と席の定員が近いか
- 1ボックス料金を実人数で割っても納得できるか
を確認しましょう。
特にLAWSONデッキシートのような大人数席では、実際の参加人数によって1人あたりの負担が大きく変わります。
各ボックス席の特徴と「おすすめできる人」を詳しく解説

三ツ矢サイダーボックス|テーブルを囲んでくつろぎたい4~5人向け
三ツ矢サイダーボックスは、アイビーシートエリア・ブリーズシートエリアの上段にある4~5名用のグループボックスです。
最大の特徴は、テーブル付きの掘りごたつ形式で、靴を脱いで利用することです。
一般的な球場の座席のように全員が前を向いて座るスタイルとは異なり、グループでテーブルを囲みながら観戦できます。
さらに大型モニターが設置されており、試合中継がある場合はリプレイや選手の表情なども確認できます。
詳しくは阪神タイガース公式「三ツ矢サイダーボックス」で確認してください。
向いている人
- 4~5人で利用したい
- 食事や会話も楽しみたい
- 靴を脱いでくつろぎたい
- モニターでも試合を確認したい
注意したいのは見え方です。
三ツ矢サイダーボックスは銀傘の柱周りに設けられているため、位置によっては柱でグラウンドの一部が見えにくくなる場合があります。
柱に大型モニターが設置されているのも、この席ならではの特徴です。
そのため、三ツ矢サイダーボックスは視界だけを最優先する席というより、4~5人でゆったり過ごす観戦スタイルに価値がある席と考えると選びやすいでしょう。
DTSボックス|5~6人でクッション空間を使いたい人向け
DTSボックスは、アイビーシート・ブリーズシートの上段部分にある5~6名用のグループボックスです。
特徴は、ボックス内の床が段差のない全面クッションになっていることです。
2026年公式戦では、
- 5名:30,000~34,500円
- 6名:36,000~41,400円
で販売されています。
詳細は阪神タイガース公式「DTSボックス」で確認できます。
向いている人
- 5~6人で観戦したい
- 一般の連続席よりグループ感を重視したい
- 全面クッションのボックスを利用したい
- 内野側上段から観戦したい
特に6人の場合、三ツ矢サイダーボックスでは定員を超えるため、DTSが有力な候補になります。
ニチレイ・ロジ関西ボックス|4人で観戦+体験を楽しみたい人向け
ニチレイ・ロジ関西ボックスは、1塁・3塁アルプス席の中段にある4名定員のグループ席です。
ボックス内にはテーブルがあり、レザー仕様のシートが採用されています。
そして、他のボックス席と大きく異なるポイントが試合終了後のグラウンドウォークです。
2026年公式戦では、購入者は試合終了後、案内に従ってグラウンドへ入り、人工芝エリアから写真撮影を楽しめます。
2026年料金は19,200~23,200円で、4名すべてで利用すると1人あたり約4,800~5,800円です。
詳しい条件は阪神タイガース公式「ニチレイ・ロジ関西ボックス」で確認してください。
向いている人
- ちょうど4人で観戦する
- テーブル付きの席を利用したい
- 座り心地も重視したい
- 球場で記念写真を残したい
- 観戦だけではない体験も楽しみたい
グラウンドウォークは、雨天の場合などに急きょ中止または内容変更となる場合があります。
そのため、必ずグラウンドへ入れることだけを目的に購入するのではなく、対象試合に付く特典の一つとして考えておきましょう。
松谷化学カウンター/ボックス|料金とパノラマビューを重視する人向け
松谷化学カウンターと松谷化学ボックスは、レフト外野席の上段エリアにあります。
下段が4名用カウンター、上段が6名用ボックスです。
| 席種 | 人数 | 2026年料金 |
|---|---|---|
| 松谷化学カウンター | 4名 | 18,400~21,600円 |
| 松谷化学ボックス | 6名 | 26,400~31,800円 |
公式では、バックスクリーン横上段から球場を見下ろすパノラマビューを楽しめる席として案内されています。
また、クッション性の高いシートが採用されています。
詳しくは阪神タイガース公式「松谷化学ボックス・松谷化学カウンター」で確認してください。
向いている人
- 4人または6人で利用する
- グループ席の中では費用を抑えたい
- グラウンドへの近さより球場全体の眺めを楽しみたい
- 外野上段の開放感を重視したい
特に6名席ではDTSより料金を抑えやすいため、6人での観戦費用を重視する場合には有力な候補です。
LAWSONデッキシート|会社・サークルなど16人までのグループ向け
LAWSONデッキシートは、1塁・3塁アルプス席の上段にある16名定員のグループ席です。
囲いのあるボックスタイプになっており、大人数が同じ区画で観戦できます。
2026年公式戦の料金は57,600~72,000円です。
16人で利用すれば、1人あたり約3,600~4,500円になります。
詳細は阪神タイガース公式「LAWSONデッキシート」で確認できます。
向いている人
- 大人数で観戦したい
- 会社の仲間やサークルなどで利用したい
- 全員の席が離れるのを避けたい
- グループだけのまとまった区画を利用したい
購入時には「LAWSONデッキシート」の引換券1枚が発行され、試合当日に阪神甲子園球場の指定窓口で入場証16枚へ引き換える必要があります。
通常の指定席を人数分購入する場合とは手続きが異なるため、代表者は当日の引換方法も確認しておきましょう。
一番安いボックス席はどれ?
2026年公式戦のカテゴリーⅠで比較すると、4名用の松谷化学カウンターが18,400円、ニチレイ・ロジ関西ボックスが19,200円からです。
ただし、ボックス全体の価格と1人あたり価格は分けて考える必要があります。
定員いっぱいで利用した場合の1人あたり料金の目安は次のとおりです。
| 席種 | 1人あたりの目安 |
|---|---|
| 松谷化学カウンター | 約4,600~5,400円 |
| ニチレイ・ロジ関西ボックス | 約4,800~5,800円 |
| 松谷化学ボックス | 約4,400~5,300円 |
| DTSボックス | 約6,000~6,900円 |
| LAWSONデッキシート | 約3,600~4,500円 |
三ツ矢サイダーボックスは、ボックスの位置や4名・5名の違いによって料金が細かく変わるため、一律の1人あたり料金ではなく購入時に確認するのが確実です。
安さを重視する場合も、実際に何人で利用するのかまで含めて比較してください。
普通の指定席とボックス席はどちらがいい?
ボックス席が必ず普通の指定席より優れているわけではありません。
試合そのものをじっくり見たい人と、グループでの時間も重視する人では適した席が違います。
| ボックス席が向く人 | 普通の指定席が向く人 |
|---|---|
| 家族・友人でまとまりたい | 1~2人で観戦する |
| 会話や飲食も楽しみたい | グラウンドへの近さを優先したい |
| 定員近くの人数が集まる | 参加人数が直前まで決まらない |
| 普段と少し違う観戦体験が欲しい | できるだけチケット代を抑えたい |
特に2~3人の場合は、4~6名分をまとめて購入するボックス席だと割高になる可能性があります。
その場合は、セコム ツイン・トリプルシート、パナソニックペアシート、通常の指定席なども含めて比較したほうがよいでしょう。
1塁側と3塁側はどちらを選ぶ?
三ツ矢サイダーボックス、DTSボックス、ニチレイ・ロジ関西ボックス、LAWSONデッキシートには1塁側・3塁側の設定があります。
どちらを選ぶかは、座席位置や観戦したい側、周囲の雰囲気などで決めます。
ただし、「1塁側なら必ずこの見え方」「3塁側なら必ず空いている」などと一律には判断できません。
購入時には公式座席図や販売画面で実際の位置を確認してください。
子ども連れならどのボックス席がおすすめ?
子ども連れの場合も、年齢を問わず一つの席を「最適」と断定するより、家族が何を重視するかで比較するのがおすすめです。
- テーブルを囲みたい → 三ツ矢サイダーボックス
- 全面クッションの空間を重視 → DTSボックス
- 4人家族で試合後の体験もしたい → ニチレイ・ロジ関西ボックス
- 料金を抑えたい → 松谷化学カウンター
また、2026年のこれらの企画席では4歳からチケットが必要で、こども料金の設定はありません。
通常の一般席に設定される「おとな・こども料金」と同じ感覚で購入しないよう注意してください。
購入後に人数が減ったら払い戻しできる?
定員未満になったことを理由に、未使用の人数分だけ払い戻してもらうことはできません。
例えば6名用ボックスを購入したあと5名になった場合でも、6名用ボックスとして購入した金額が必要です。
そのため、グループ席は参加人数がある程度決まってから購入するほうが無駄を減らせます。
ボックス席はどこで買える?
席種によって販売先が異なります。
2026年公式戦では、三ツ矢サイダーボックスはチケットぴあ、ニチレイ・ロジ関西ボックスや松谷化学ボックス/カウンター、LAWSONデッキシートなどはローチケで案内されています。
発売方法は年度や対象試合によって変更される可能性があります。
検索結果から直接プレイガイドへ進むより、まず阪神タイガース公式「阪神甲子園球場チケット」を開き、希望する席種の最新販売方法を確認するのが確実です。
購入前に確認しておきたい5つのポイント
- 人数:4・5・6・16人のどの席が合うか
- 場所:内野側・アルプス・外野上段のどこを希望するか
- 過ごし方:テーブル・クッション・眺望・体験の何を優先するか
- 料金:ボックス総額ではなく実際の参加人数でも割ってみる
- 注意事項:柱による視界、グラウンドウォーク、当日の引換などを確認する
この5つを先に決めておけば、席の名前だけを比較するより、自分たちに合う席を選びやすくなります。
まとめ|甲子園のボックス席は人数を決めてから「過ごし方」で選ぼう

阪神甲子園球場には複数のグループ向け企画席があり、どれがおすすめかは人数と観戦スタイルによって変わります。
2026年の主な選び分けは次のとおりです。
- 4~5人で掘りごたつ+テーブル:三ツ矢サイダーボックス
- 5~6人で全面クッション:DTSボックス
- 4人でグラウンドウォークも楽しむ:ニチレイ・ロジ関西ボックス
- 4人または6人で価格・パノラマ重視:松谷化学カウンター/ボックス
- 最大16人の大人数:LAWSONデッキシート
4人の場合は選択肢が多いため、まず「くつろぎ」「体験」「料金・眺望」のどれを優先するか決めると選びやすくなります。
5人なら三ツ矢サイダーボックスとDTSボックス、6人ならDTSボックスと松谷化学ボックスを比較するのが分かりやすいでしょう。
大人数であれば、16名用のLAWSONデッキシートを定員近くまで利用することで、1人あたりの負担を抑えながら同じエリアで観戦できます。
一方、ボックス席は定員未満で利用しても未使用分の払い戻しがないため、「豪華そうだから」ではなく実際の参加人数に合った席を選ぶことが大切です。
また、三ツ矢サイダーボックスは銀傘の柱によって一部見えにくくなる場合があり、ニチレイ・ロジ関西ボックスのグラウンドウォークは天候などによって中止・変更される場合があります。
料金だけでなく、場所・過ごし方・注意事項まで確認してから購入しましょう。
2026年の最新料金・発売状況は阪神タイガース公式チケット料金表と、各企画席の公式ページで確認してください。
甲子園のボックス席は「どれが一番豪華か」ではなく、「何人で、どんな観戦時間を過ごしたいか」から選ぶ。これが最も失敗しにくい選び方です。

